29年ぶりのプレーオフ進出なるか?ロイヤルズ
かつて、2003年〜2009年まで、日本人選手が所属するチームは、
毎年ワールドシリーズに出場し、その内、2005年〜2009年は、
シカゴ・ホワイトソックスの井口資仁選手(現ロッテ)が、
日本人・初優勝を遂げたのを皮切りに、毎年、優勝を飾っていた。
昨年、上原・田沢両投手が所属する、
ボストン・レッドソックスが優勝したことで、
その伝統が復活したわけだが、今年は、
優勝どころか、プレーオフ進出も危ない状況だ。
そんな中で、最も可能性を秘めているのが、元ヤクルトの、
青木宣親選手が所属する、カンザスシティ・ロイヤルズだ。
現在ロイヤルズは、アメリカン・リーグ中地区・首位の座を、
タイガースと激しく争っている。
一旦、首位を奪い返したロイヤルズだが、
ここにきて、負けが込み始めている。
リードオフマンとして、期待され加入した青木だが、
好不調の波が激しく、打率も2割6分台を行ったり来たりで、
調子が上がらない。
青木が塁に出て、得点した試合の勝率は、かなり高いだけに、
プレーオフに向け、一層の奮起が求められるところだが、
先発を外れたり、途中交代など、ベンチの信頼も揺らいでいるのが、現状だ。
70年代後半〜80年代中盤まで、ジョージ・ブレットを中心に、
強豪としての名声を確立していた、ロイヤルズ。
投手陣は安定しているだけに、打線が鍵を握っている。
古豪復活に向け、残り試合での青木の、獅子奮迅の活躍に期待したい。