2001年以来のプレーオフ進出なるか?マリナーズ
イチローがメジャーデビューを果たした、2001年シーズン。
シアトル・マリナーズは、「116勝・46敗」 という、
メジャーリーグの長い歴史の中でも、最高勝利数・タイ記録の快挙を成し遂げ、
イチローは、MVPと新人王をダブル受賞した。
(これも、1975の年レッドソックスのフレッド・リン以来、2回目の快挙だった)
あれから13年、シアトルの街・マリナーズファンは、
ワールドシリーズ優勝も近いと思われた、2001シーズンを最後に、
低迷を続けるチームの復活を、待ちわびていた。
今年、久々にプレーオフ圏内を争う、マリナーズの奇跡は起こるのだろうか。
最大の魅力は、リーグ屈指の防御率を誇る、投手陣だ。
「キング」 と渾名され、あのイチローも一目置く、
フェリックス・ヘルナンデスと、
日本が誇る精密機械、岩隈久志投手の、先発2本柱を中心に、
守り勝つ野球をさせたら、天下一品である。
打線は、ヤンキースから、ロビンソン・カノを目玉補強したものの、
相変わらずの、リーグ最低攻撃力となっている。
ワイルドカード・プレーオフ争いは、白熱する一方だが、
安定した先発陣のいるマリナーズは、連敗する心配がないため、
かなり有利と言える。
あとは、打線が奮起し、投手陣を楽にさせてやれば、
プレーオフ進出の確率はぐんと上がるだろう。