2014ワールドシリーズ制覇はどこのチームか?
残り試合が40試合を切り、
プレーオフ争いが、白熱しているメジャーリーグ。
昨年は上原・田沢の、日本人投手が、
大車輪の活躍を見せ、ボストン・レッドソックスが、
前年最下位からの、奇跡の優勝を成し遂げたが、
今年も日本人選手が所属するチームの優勝は、あるのだろうか。
ナショナル・リーグの優勝候補1番手は、
ロサンゼルス・ドジャースだ。
昨年、リーグ優勝決定戦で敗退したリベンジに燃え、
今年は、昨年以上の補強を行い、サイ・ヤング賞投手の、
カーショウを筆頭に、投手陣は充実し、打線も、
長打力は若干落ちるものの、打率はリーグ2位、
打点が5位と安定している。
唯一の不安は、25年間ワールドシリーズを、
逃している、プレーオフでの勝負弱さ。
これは、アトランタ・ブレーブスにも共通しているが、
プレーオフになると、この両チームは、極端に、
歯車がかみ合わなくなる。
そういう点では、プレーオフでの勝負強さ抜群の、
セントルイス・カージナルス、過去5年で、
2度ワールドシリーズを制覇している、
サンフランシスコ・ジャイアンツも、侮れない。
かたやアメリカン・リーグは、日本人選手が、
所属するチームがプレーオフ進出を争っているが、
いずれも決め手に欠き、優勝までは難しいだろう。
そんな中、大補強を敢行した、デトロイト・タイガース、
ロサンゼルス・エンゼルス、オークランド・アスレチックスの、
三つ巴になると予想される。
ここにきて、調子を上げているエンゼルスが、
最も有力と思われるが、投手陣・打線ともに、
メジャー屈指の陣容を誇るタイガースが、
地力を発揮する可能性もある。
いずれにしても、戦前の予想を覆し、
快進撃を見せるチームが出てくるのが、
スポーツの大きな魅力だ。
日本人選手が所属するチームが、そうなってくれることを期待したい。