消化管のどこの部位にも起こりうる、クローン病



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クローン病とは、口から肛門に至るまでの、
消化管のどこの部位にでも発症する、進行性の炎症性疾患のことだ。



関連性がなく、予想できない部位に発症する難病で、
潰瘍が血管にまで進行すると、腸出血を引き起こす。



潰瘍性大腸炎と共通の症状が数多くあるが、
病因学的には、別の疾患として区別されている。



主に、若年層に多い病気で、腹痛や下痢を伴う。



日本で患者数が発表された、1976年には、
128人に過ぎなかったクローン病だが、
2012年には、35000人を超え、右肩上がりに増加が続いている。



欧米に比べれば、約10分の1とはいえ、
今後も増加すると考えられており、
最近は、クローン病専門の医療機関もできている。



遺伝的な要因が関与しているという説や、
腸管の血流障害など、様々な説があるが、
はっきりと証明されているものは、未だにない。



しかし、先進国で患者が多いことから、
環境因子と食生活の影響が、大きいと考えられている。



また、似たような症状の、潰瘍性大腸炎と異なり、
喫煙する人の方が、発病しやすいと言われている。



多くのクローン病患者は、腸の病変を切除するために、
手術を受けるケースが多いが、また別の部位に、
新しい炎症組織が現れるので、手術は根治療法とならない。



クローン病になった場合は、特に、炎症を起こしている間の食事に、
最新の注意を払う必要があり、重症の場合は、点滴で栄養分を摂取し、
腸管の機能を、休止させなければならない。



症状が落ち着いてきても、病気は進行すると言われているので、
治療を継続しながら、定期的な画像診断など、
状態の把握は、極めて大切であることを覚えておこう。






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